げんたのひとりごと

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<<   作成日時 : 2008/03/04 17:42   >>

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このブログでも何度か登場しているアンジー姉ちゃん。
アンジー姉ちゃんは母ちゃんの実家で飼ってたビーグル犬で、今はもういません。

アンジーがやって来たのは、母ちゃんがまだ二十歳の頃、兄ちゃんが連れてきたワンコだった。

アンジーはまだ生後一ヶ月半位だったろうか、小さくて、両の手のひらにすっぽりと収まるほどの大きさだった。
その可愛さにじいちゃんもばあちゃんもみんな大変な騒ぎだった。

母ちゃん達は当時、ワンコを飼うのは初めてで、今から思うと考えられない位フリーダムな育て方をしていた。
にもかかわらず、アンジーはとってもおりこうさんにスクスクと育っていった。

母ちゃんとアンジーはとっても仲良しでいつも一緒だった。
お散歩も休みの日は必ず母ちゃんが連れていってたし、アンジーは母ちゃんのお膝の上が一番のお気に入りだった。

ある時、母ちゃんが悲しくてシクシク泣いていた時、アンジーはそっと側に寄り添い、母ちゃんの涙をペロペロと舐めていたことがあった。
母ちゃんが泣き止むまでいつまでもいつまでも舐めていたのだ。

そしていつだったか、アンジーがお年頃になり、ヒート期を迎えるようになるとお家の中でパンツを穿かせなくてはならなくて、ばあちゃんが代用品にと母ちゃんのおパンツに尻尾を通す穴を開けて穿かせたことがあった。

仕事から帰ってきた母ちゃん、アンジーを見るなり「なんでやあああああ!!」とビックリ仰天していたっけ。

なにしろ母ちゃんの使い古しのおパンツだったから・・・。

(嗚呼・・・オタク、もしくはマニアな人にはたまらない話だ。(-_-;))

こうしてアンジーと母ちゃんは更に親密度を増し、「二人はよく似ているね」とまで言われるようになった。

実際、ばあちゃんもよくアンジーと母ちゃんを呼び間違えていたし、どことなく顔も似ていたようである。

アンジーはおとなしくおりこうさんだったが、とっても食いしん坊だった。

だから成犬になる頃にはかなりのおデブちゃんになっていた。
(当時、胴回りが64pあり、体重が14、5sあっただろうか・・・)

そして、アンジーは子供を産んだ。
初めてのお産をなんとお家で迎えたのだ。

アンジーはなんにも教えていないのにちゃんとへその緒を切り、胎盤を食べ、赤ちゃんにおっぱいをやり、立派に赤ちゃんを出産した。

お腹の中には6匹いたのだが、その内2匹は死産だった。

その頃、じいちゃんの入院と重なり、アンジーと赤ちゃん達をあまりかまってやれなかったけどそれなりに育ってくれてみんな新しいお家にもらわれていった。

ほどなくしてじいちゃんが亡くなり、ばあちゃんと兄ちゃんと母ちゃん、そしてアンジーの4人家族になり、それから今度は母ちゃんがお嫁に行き、ばあちゃんと兄ちゃんとアンジーだけになった。

母ちゃんはアンジーと離れるのがとっても悲しかった。
それはアンジーも同じだったようで、母ちゃんが年に何回かお里帰りした時の喜びようときたら物凄いものだったそうだ。

アンジーは母ちゃんが帰ってくるたび、母ちゃんのお膝の上で眠った。
アンジーの一番大好きな場所だから・・・。

ある時、母ちゃんはアンジーの異変に気づいた。
気づいたといっても、それは気にしなければどうってことないことだったかもしれない。

おっぱいの横に米粒ほどのシコリができていたのだ。

アンジーを病院に連れて行くと信じられない言葉が返ってきた。

「乳がんです。」先生は言った。
そのシコリはひとつではなく、いくつかできていたらしい。

でも、初期であり、早期発見だったので手術で全部のシコリを取れば大丈夫とのこと。
アンジーは手術をした。

その後、抗がん剤の投与と薬でアンジーの闘病生活は始まった。

経過は良好・・・・・のはずだった。

アンジーの闘病生活から何回目だったか母ちゃんがお里帰りした時のこと。
母ちゃんがいつものように「アンジーただいま〜!」と声をかけた。

いつもなら走ってお迎えしてくれるのにアンジーの姿は見えない。
もう一度、アンジーの名前を呼んだ。

すると、アンジーは向こうから弱々しく尻尾を降りながら歩けない身体で母ちゃんの側へとやってきた。

母ちゃんはアンジーを見るなり、声を震わせ泣いた。
後から後から涙が出た。

アンジーは母ちゃんの顔を見上げ、ペロリと涙を舐めた。
あの頃みたいに、何度も何度も・・・・・。

それから数日間、母ちゃんは実家にいる間、時間の許す限りアンジーと一緒に過ごした。
アンジーも一番のお気に入りである母ちゃんのお膝の上でずっとずっと眠っていた。

そして、母ちゃんが帰る日がやってきた。
母ちゃんはアンジーを抱きしめ、アンジーの温もりを感じていた。

ああ、生きている。この腕の中で生きている。
忘れないよ、アンジー。あったかいね、アンジー。

母ちゃんが帰ってから一ヶ月が経った頃、ばあちゃんから一本の電話があった。

ばあちゃんは涙声でポツリと言った。

「アンジーがたった今、亡くなったよ。」

アンジーは7歳と数ヶ月の短い生涯の幕を閉じた。

アンジー、お疲れ様でした。
アンジー、幸せでしたか?
アンジー、大好きだったよ。

アンジー・・・たくさんの笑顔と幸せをありがとう・・・。

後で聞いた話だが、ばあちゃんはじいちゃんが亡くなった時よりもたくさん泣いたそうな。
だってばあちゃんが誰よりもアンジーのお世話をしてきたのだから仕方ないよね。

アンジー姉ちゃん、お空の上でじいちゃんとお散歩してますか?

母ちゃんはとっても元気だよ。
おいらがアンジー姉ちゃんの分も母ちゃんを幸せにしてあげるよ。
だから安心してね。
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                   ・     

実家に帰ると、柱の一部が削られている所がある。
アンジーが苦しくて痛かったと思われるときに歯でガリガリと削っていたのだろう。
それはアンジーが生きた証として今も残っている。

そして私は父の写真と一緒にアンジーの写真もずっと肌身離さず持ち歩いている。

いつまでもいつまでも忘れないように・・・・。



           今日のことば
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           ある夏の日、外でシャンプーした時のアンジー。
           かなり無謀なことをしていたなあ・・。

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           何をされてもおとなしかったアンジー。

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           アンジーの子供達。

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              お空にいるアンジーに

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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
飼い主と似るって本当ですよね。
絶対に性格もそう!仕草さもそう!
やっぱり分身なんだなぁーって思っています。
乳がん予防に絵留も避妊しました。
別れは辛いけど、一緒にいている間に思う存分ですよね。
私も絵留にいっぱいありがとう貰っています。(^^vvv
りん子
2008/03/04 19:17
アンジーちゃん、とっても愛されてた子だったんですね。
ちょっと短い一生だったけど、他のワンちゃんの一生分と同じくらいの愛情をもらったのでしょうね。
アンジーたんの子供ちゃん達は、今も元気ですか?
今も同じ空の下にアンジーたんの遺伝子が元気に暮らしていると思うと、何だか嬉しいですね!
チコママ
2008/03/04 20:50
ダメだよ〜元太君文章を見ていただけで涙があふれてとまらなくなったよ〜(T_T)
きっとアンジーちゃんは皆に可愛がられて楽しい時間を過ごして空へと旅立って行ったのでしょうね。
短い時間だったけど・・・幸せだよね
アンジーちゃんの子供は元気ですか?
これからも元太君お母さんを癒してあげてね♪

そらも男の癖に私がある事で泣いたときがあったんだ。
その時そらも近くに座ってペロペロ舐めてくれたんだよ
とっても嬉しかった。
今でも忘れない!
かざふ
2008/03/04 22:49

ずっと昔、
うちにいたわんこを思い出すねぇ
アンジーチャンの顔に似ていて
身体は白黒のポインターでした。
今でもときどき夢に出てくるよ。

人間にとって、わんこは大事な家族。
ゆっくりと・・ゆっくりと
添い遂げたいものですな(・〜・)

あんりこ
2008/03/04 22:52
すみません 泣いてしまいました。

アンジーちゃんきっと空の上で、おじいちゃんと楽しく母ちゃんと元ちゃんの姿を見てるんだと思います!

そして元ちゃんには、どこかしらアンジーちゃんの
一部が宿っているのではないでしょうか。

皆が愛して、幸せだった子は、必ず生まれ変わって
皆の元へ帰ってきてくれてる気がします!

さや
2008/03/05 00:08
愛犬が亡くなって3ヶ月あまり・・・
コメント入れるかどうか迷いました・・
やっぱり思い出してしまいます。
最近、夢には時々出てきてくれるようになりましたが
この手で温もりを感じられないと思うと
寂しさがこみ上げてきます。
思い出として振り返るには
もう少し時間がかかりそうです。
ファイターズパパ
2008/03/05 00:36
アンジーちゃんは幸せだったよね
みんなに愛されて
私もアナンといつまで一緒にいられるか分からないけど、お互いに楽しかったね、会えて良かったね、またいつか一緒に暮らしたいねと言える(言ってもらえる)関係になりたいな
きょっぴー
2008/03/05 00:41
元太くん!もうちょっとでベスト3入り
だね〜すごいぞ〜いっぱいポチッと
押しましたよ〜がんばれ〜!!!

思わず涙が出てきてしまいました〜
アンジーちゃんは病魔には勝つ事が
出来なかったけど、子孫を残し、家族の
一員として愛し愛されてホント幸せな
7年間を過せたのではないでしょうか?
天国でじいちゃんとお散歩しながら
おばあさま、お地蔵さん、元太君が
頑張っている姿を微笑んで見守っていて
くれている事でしょう〜いつか訪れる
別れ・・・その日まで沢山の幸せを
あげ続け、貰い続けていたいと思います。
バンブー
2008/03/05 12:31
私も結婚して家を出る時、ちょうど10年
一緒に居たワンコが、「早く帰って、お散歩
行こうぜーぃ」って尻尾を振っていました・・・。
実家から、そんなに離れた所に行ったわけ
ではないし、しょっちゅう帰って会ってた
けど、その子の事を思い出すと、今でも
いろんな考えが頭の中を駆け巡って、涙が
出てきます。
アンジーちゃん、赤ちゃん産んだんだね(^^)
動物や爬虫類の母性にも、涙が出ます・・・

アンジーちゃんも元ちゃんと同じ、
困った顔だにね〜( -"-)   by むー

↑これには、母性はないみたいだが(^_^;)?
むーちゃんママ
2008/03/06 01:04
りん子様
アンジーと私はほんとによく似てるって言われました。
喜んでいいのかどうだか・・(^_^;)
絵留ちゃんもたくさんの愛情を家族みんなからもらってるんですね。
今を大切に、悔いのないよう過ごしたいですね。
お地蔵さん
2008/03/06 12:25
チコママ様
アンジーは私にとって特別なワンコでした。
姉妹みたいに付き合っていましたから・・。

アンジーの子供達も優しい御家族のお家の子となり、幸せに暮らしていました。
でも、もう20年近くも前の話しですからきっとお空の上でアンジーと仲良くやってることと思います。(*^_^*)近所のお家にもらわれていったアンジーの子供で、これまたアンジーにそっくりな顔をしていたのを覚えています。
お地蔵さん
2008/03/06 12:35
かざふ様
おいらの母ちゃんも思い出して泣いとった。
アンジー姉ちゃんの分も母ちゃんを幸せにするよ。
まかしとけ!

そらちんもかざふたんのこと大好きなんやね(*^_^*)
みんなみんな大好きなんやね。
元太
2008/03/06 12:39
あんりこ様
わー、夢に出てくるんですか?
アンジーはあんまり出てこないです〜(悲)

そうですね。
うちも元太は大切な一人息子です。
どんなにいたずらしたってどんなにわがまま言ったって
(悪かったな・・(-_-;) by 元太)
大切な家族です。(*^_^*)
お地蔵さん
2008/03/06 12:44
さや様
・・・・・すみません。私もしばらく涙が止まりませんでした・・・。(-_-;)

そうか・・元太はアンジーの生まれ変わりかもしれないですね。
アンジーよりは随分やんちゃなお子ですけど・・。
やっぱり元太も食べてしまいたい位かわいいですもん。
お地蔵さん
2008/03/06 12:48
ファイターズパパ様
すみません・・パパさんには辛い内容の記事でしたね。
まだ3ヶ月・・・寂しいですよね。
私もアンジーを亡くして20年近く経っているのに思い出すと涙が出てきます。

時が流れ流れていつか笑って思い出話ができるようになるのはいつのことでしょうか・・。
それだけ大切な家族だったんだとしみじみ思います。
お地蔵さん
2008/03/06 12:58
きょっぴー様
そうですね。
アナンちゃんも大切な家族です。
いつまでもずっとずっと一緒にいたいし、ありがとうをいっぱい言えるくらい愛していきたいですね。
お地蔵さん
2008/03/06 13:01
バンブー様
おおきに〜!おいらも母ちゃんと一緒にポチリンコしとるよ〜!

おいらもいつかじいちゃんやアンジー姉ちゃんに会う時が来たら「むっちゃ幸せやってん!」て胸張って言えるように父ちゃんと母ちゃんを幸せにしてあげるねん。

元太
2008/03/06 13:09
むーちゃんママ様
大切な家族だからずっとずっと忘れない思い出が胸の中に詰まっています。
時々思い出すと一気に懐かしさがこみ上げてきて切なくなります。

アンジーが赤ちゃんを産む時、不安そうに私の目を見つめていたのを思い出します。
私はただひたすら「頑張れ、頑張れ」と励ましていたっけ・・。
赤ちゃんが産声を上げた時、感動と嬉しさで涙が止まりませんでした。
アンジーは立派な母でした。

・・・おいらの母ちゃんもこんな顔してるかもかも。
                 by 元太
お地蔵さん
2008/03/06 13:17
犬は人間より先に逝ってしまうと分かって
いても、やはり別れは辛いものですよね。
いつまでたっても、写真を見ては思い出が
よみがえり、苦しいような切ないような
なんともやりきれない言えない感情が込み
上げてきます。

お地蔵さんのご実家で大切に大切にされた
アンジーちゃん。その一生を少し足早に
駆け抜けていったけれど、数え切れない
思い出を残したのですね。

で、元ちゃん。おパンツはいた写真は
なかったんかなあ…。
Arsha
2008/03/07 00:08
Arsha様
アンジーがいたから命の尊さを知ったように思います。
生まれてくる命と終わる命・・・。
どちらも大切な命であることに変わりはないのだと・・

アンジーとの思い出はずっとずっと忘れません。
私の大切な思い出です。
・・・ああ、アンジーに会いたい。グスン。

・・・あるわけがない!(;一_一)
お地蔵さん
2008/03/07 10:45

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