げんたのひとりごと

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zoom RSS Sさんのこと

<<   作成日時 : 2009/12/15 17:16   >>

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母ちゃんがこっちへ嫁いでくるずっと前からのお客様でSさんと言う人がいた。

Sさんは今ではすっかりおばあちゃんになってしまったが、以前はスナックのママさんをされていて、おいらのお店のお得意様でもあった。

Sさんはいつも綺麗に化粧をし、髪を整え、背筋をピント伸ばし、人に余計な愛想を振らず、粋に着物を着こなされるとてもしっかりとされた方だった。

そんなSさんが大病をされたのをきっかけにスナックをやめられたのは今から2年ほど前だろうか・・・。

Sさんはずっと独身であったので家族もなく、たった一人で波乱万丈な人生を歩まれてきた。


ある日、Sさんがひょっこりとおいらのお店にやって来た。

Sさんは小さなワンコを連れており、「なんだか知らないけど飼う事になってしまって・・・」と少し照れくさそうに笑っておられた。

そのワンコは初め、チワワかと思っていたのだが、後になってポメラニアンだという事がわかった。

「ファニーちゃん」と名付けられたワンコはおいらを見るたびにいつも大きな声で「ワンワン」と吠えていたものだ( ̄ー ̄;

それから何度か・・・・いや、毎日お散歩の途中でSさんはおいらのお店に立ち寄られるようになった。

ファニーちゃんは相変わらずおいらを見てはうるさく吠えていたが、必ずおいらのお水をゴクゴクと飲んでは一休みして帰っていった。

Sさんにとってワンコを飼うのは初めてだったらしく、ファニーちゃんのご飯にはいつも「ピザ」や「焼き肉」みたいなものを腹いっぱい食べさせていた。

父ちゃんも母ちゃんも見るに見かねて何度も注意していたのだが、ファニーちゃんはあっという間にデブ犬へと変貌していった( ̄_ ̄)


そんなある日、Sさんがいつものようにお店にやってきて 「昨夜、ご飯を炊こうと思ったら、ご飯の炊き方を忘れてしまって何も食べられなかったのよ・・・」とポツリと話された。

それを聞いた母ちゃんはとっても驚いた。


あんなにしっかりとされたSさんが・・・まさかそんな・・・・。


それからご飯の炊き方を忘れてしまったSさんは毎日お弁当を買ってはそれを食べておられたようだ。

それでもファニーちゃんのお散歩は毎日欠かさず、一日に何回もお散歩に連れていっては、「疲れた、疲れた」と言って、おいらのお店で一休みされていた。


しばらくして、そんなSさんの姿をぱったりと見かけなくなった。

どうやらSさんは施設に入られたらしく、ファニーちゃんは近所の人のところへ里子にもらわれていったそうだ。

施設に入られた初めの頃は、何度かファニーちゃんに会いに来られていたそうだが、今ではその姿も見かけることはない。


朝、時々女の人がファニーちゃんをお散歩に連れて歩いてるのに出くわしたことがあった。

ファニーちゃんは以前と変わらずおいらを見ては「ワンワン」と大きな声で吠えていた。

女の人は申し訳なさそうに「すみません、すみません(^_^;)」と何度も何度も謝っておられたが、母ちゃんは「いいえ〜〜、それがファニーちゃんのご挨拶ですから気になさらないでくださいね♪」と言っていたが、おいらにとってはいい迷惑である( ̄ー ̄;

でも、ファニーちゃんは以前のように「ピザ」や「焼き肉」こそ食べられないが、そのお家の人の元で大切にされているようで安心した。


ずっと一人だったSさんの唯一の家族だったファニーちゃんを手放すのはとても辛いことだっただろうに・・・今でもSさんはファニーちゃんのことを覚えているのだろうか・・・。

そして、ファニーちゃんはSさんの事を覚えているのだろうか・・・。

時々、Sさんが「ほんとにこの子はちっとも私の言うこと聞かなくて困ってるのよ!」と言いながらもいつも笑っておられた姿を思い出す。

確かに決してワンコを飼うのに適した環境ではなかったかもしれないけど、Sさんとファニーちゃんの間にはおいら達にはわからない絆があったように思える。

ワンコと飼い主にとっての絆って、、どれだけ長く一緒に過ごしたかではなく、その時間をどれだけ愛情深く過ごしたか・・・と言うことなのかもしれないな。

Sさんにとってファニーちゃんと過ごした時間は今までで一番幸せな時間だったのだとおいらは思った。




              今日のことば
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          「大きな犬は怖いのよ。」と言っておいらに近寄らなかった
          Sさん(;∀;)だけどおいらはSさんが大好きだよ♪

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          問屋さんのボンに貰った京都・満月の「阿闍梨餅」
          旨い!!

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           幸せな時間、止まってくれたらいいのにね。



          気がつけば、もう中旬になっていた事に今さっき
          気づいた母ちゃんに「年賀状間に合うのか?」の
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コメント(22件)

内 容 ニックネーム/日時
ファニーちゃんが、新しい家族の元で過ごしているのは、本当に良かったですね。
私の祖母も、父が亡くなってから、一気に痴呆になりました。
これは、あまりのショックからなったようです。
自分もどうなるか解らないけど、絵留が生きている間は、シャンとしていないとね(^^ゞ
だから、その後は、もう飼わないかも…です。
でも、私も祖母の様に、あまりのショックで、こうなるとも限らないし…
年々色々と考えちゃいます(^^ゞ
りん子
2009/12/15 17:56
う〜ん 考えさせられますね〜。
でも、現実ですよね。
ファニーちゃんも、心の中でSさんを憶えていて欲しいけど、忘れないのはもっとつらいかな〜。
大吾パパ
2009/12/15 19:36
うちの婆ちゃんもなるんだろな〜。
せつないですね。
逆に、14年生きた柴犬がどんどん記憶が
無くなり、ただ、くるくる回り続けた事が
あり、とても切なくてかわいそうだったのを
おもいだしました。
忘れてしまう、って、ホントに悲しいですね。




先程は、いたずら電話とまちがえまして
FAXも、いたずら防止で手動です
わかかりし頃、金沢の野町に滞在しておりましたので
言葉のアクセント〜・・なつかしくて
ちびりそうでしたよお
mikimama
2009/12/15 19:52
Sさんしっかりしていたのに大変な事になってしまわれたんですね
唯一の仲良しのファニーちゃんと会えなくなってきっと辛かったんだろうな〜って思います
うちの父と母も今は大丈夫ですが他人ごとではないんですよね!
凄い考えさせられちゃいました(゜o゜)
でもファニーちゃんちゃんと新しい所で優しくしてもらえて良かったです、それが本当に救いです
うちもそらが居なくなったらどうするんだろう?って
考えちゃいますがペットロス症候群になってやっぱり
迎え入れちゃうかも〜
かざふ
2009/12/15 20:48
あんなにしっかりしていた方が・・・ってことが、よくあるみたいですね。
でもご自分が施設に入られるにあたって、ファニーちゃんの新しい幸せの場所をちゃんと用意してあげられたのは、さすがだなって思います。
そういえばこのまえ病院に行ったら、入院患者さんらしい格好をした奥様が、駐車場でワンちゃんを抱きしめておられる姿を見かけました。
寂しい思いさせてゴメンねって伝えてらっしゃるような気がして、分かるなあって思いました。
まあその横でダンナ様らしい方は、完全に外野と化してましたけど(笑)
ダンナよりワンコなんですよねえ・・・。
やんぴぃ
URL
2009/12/15 22:40
その時間をどれだけ愛情深く過ごしたか..
確かにそうかもしれないね。
でも愛情が深くなればなるほど、その時が
永遠に...と願う気持ちが生まれるもんね。
互いに有限を生きてる身としては、これも
また切なくなる要因なのよね〜。

どんな形であれ、いつか来る別れ。
せめてその時、「愛し足りなかった」と
後悔することが無いよう、毎日全力で
愛しちゃおうと思うあずままです。
あずき
URL
2009/12/16 00:53
本当に人それぞれだから
こういう形で手放さないといけなくなる方もいれば
しっかり世話をこなす方もいて。
ただ、ご高齢で動物をお迎えする場合は
若い人以上に万が一の動物の託し先をしっかり決めておかないとですよね。
切ないかもしれないけど。
Sさんはその点ご立派です。
ファニーちゃんはきっと覚えてますよ(*^o^*)
かすみ
2009/12/16 09:03
他人事じゃないですよね。
認知症のグループホームではときどき
飼い主産と一緒にワンちゃんやネコちゃんが一緒に暮らしている姿をお見かけします。
そうしたところがもっと増えてくれれば、これから強い味方になってくれますよね。
ファニーちゃん、新しい家族に会えて良かったね。
今も幸せだけどSさんの事、絶対忘れてないよ。うん。元太さん、吠えられてもお水を飲まれても辛抱して偉かったね。
Sさんが施設でご自分らしく過ごす時間がありますように・・。
うらりー
URL
2009/12/16 14:26
堅い仕事やしっかりした性格の方のほうが、認知症になりやすいんだとか… ふっと気が緩むのがいけないんだとか。
認知症は病気だから、こればかりは…ね。
 
Sさんは時々でもファニーちゃんの事を思い出しているんですかね…だとしたら会えないのは悲しい事で。
ある意味、思い出せないほうが幸せなのかな…
ファニーちゃんは新しい飼い主さんの元にいても、けっしてSさんの事を忘れないでしょうけど。
Sさんはきっと今までにたくさん、たくさんファニーちゃんに愛情を注がれた事と思います。

まとまりの無い文章ですいません…<(_ _)>
nak
URL
2009/12/16 18:07
Sさんのことは人事には思えません。
先のことは分からないからこそ毎日を大切に生きたいと思います。

元太君 届きました(^O^)/
お地蔵さん ありがとうございます。
嬉しくてワクワクしています。
おみくじ大吉でした。来年も素適な年になりそうな予感が・・・・・
ようこちゃんにも美味しかったとお伝えください。
本当に素適なプレゼント有難うございました。
Y
2009/12/16 18:21
りん子様
生きがいをなくしたり、何かとてもショックなことがあったり、人の心にふと淋しさがよぎった時、それは突然やってくるのかもしれませんね。
Sさんもずっと働き通しで急に何もすることがなくなってのことだと思います。
日常のことは仕方ないとしても大切な家族の事は忘れたくないですね。
Sさんの事では、私もいろいろ考えさせられました。
お地蔵さん
2009/12/17 10:59
大吾パパ様
忘れたほうがいい場合と忘れないほうがいい場合とありますが、この場合、どちらがいいのか私にもわかりません。
どちらにしても淋しいことですね(;_;)
お地蔵さん
2009/12/17 11:01
mikimama様
日本犬は特に痴呆になりやすいらしいと聞きました。
考えたくないけどうちの元太も年を取るとどうなるかわからないですね。その時に私達のこと、覚えてくれているのかどうか・・・そう思うと本当に切なくなります。

ええっ!そうだったんですか?これはどうも失礼いたしました(^_^;)怪しい電話ですみません(笑)
でも、ひょんなことからお話しできて嬉しかったです♪金沢におられたんですか?私もすっかりこっちの方言が身についたみたいですね(*^。^*)今では京都弁と小松弁のミックスです(笑)
お地蔵さん
2009/12/17 11:07
かざふ様
私もSさんの事があってからいろいろ考えるようになりましたね。
ファニーちゃんも初めはSさんの親戚に引き取られたそうですが、とても面倒を見れないということで近所の人の所へ貰われていったそうです。飼い主さんとお別れするってワンコにとっては本当に悲しいことですね。
ファニーちゃんが幸せであることがせめてもの救いです。
お地蔵さん
2009/12/17 11:15
やんぴぃ様
確かに「え?この人が?」って思うことありますね。Sさんはとても厳しい方でしたから、本当に意外でした。

私もぶっちゃけ旦那より元太だわ。(キッパリ)
元太は私がいないと生きていけないと思ってますから。元太はそう思ってないかもしれないけど・・。
元太のためにもずっと元気でいたいと思います。
お地蔵さん
2009/12/17 11:18
あずき様
後悔のないよう愛し抜く・・・本当にそう思います。
もし、私が元太のことを忘れてしまっても元太が私をずっと思っていてくれるといいけど、そうなると元太が可哀想なのかな・・・ほんと、考えるだけで切なくなりますね(;_;)
お地蔵さん
2009/12/17 11:22
かすみ様
Sさんは
ずっと一人でいらして、ワンコを飼うことも初めてで初めはどう接したらいいのかさえわからなかったみたいです。それでもSさんなりに大切にお世話されてたので、今回のことでは本当に切なくなりました。
Sさんもファニーちゃんもお互いを忘れてなければいいなあ・・・と思います。
お地蔵さん
2009/12/17 11:27
うらりー様
お互いを必要としているのなら、どんな時でもずっと側にいたいと思いますよね。
Sさんとファニーちゃんも目に見えない深いところで繋がっていてほしいなあ・・・と思います。
Sさんとファニーちゃんの居場所が居心地の良い場所であるといいですね。
お地蔵さん
2009/12/17 11:32
nak様
Sさんはずっと働き通しだったので、きっと気がふっと緩んだのかもしれないですね。
頑張って生きてきた人生だから、残りの人生は何も考えず、ゆっくりと過ごされてほしいです。

ファニーちゃんと過ごした日々はきっとSさんとファニーちゃんにとってかけがえのない日々だったことと思います。その思い出はずっと心のどこかに残っていてくれるといいなあ・・・と思います。
お地蔵さん
2009/12/17 11:37
Y様
年齢に関係なくいつやってくるかわからない事ですね。私も毎日を大切にしたいと思いました。

早くも届きましたか。良かったです(*^。^*)
今回はようこゃんにもご協力いただき、素敵なプレゼントになりました♪どうぞご堪能くださいませ!
おめでとうございました(*^_^*)
お地蔵さん
2009/12/17 11:40
身近な方が変わってゆくのは
とっても辛いですね。
ファニーちゃんは、Sさんの生き甲斐に
なっていたと思います。
どんなに変わっても、記憶の片隅にでも、
ファニーちゃんの思い出があると
信じたいです。
jasmine
2009/12/18 02:10
jasmine様
たった一人で生きてこられたSさんの唯一の家族はファニーちゃんでした。
ずっと忘れないでいてほしいと私も心から願います。
二人の絆は強いものだと信じていますから。
お地蔵さん
2009/12/18 11:46

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